ユーサン精密ではすべての工程が連動しています。

ユーサン・サイクルとしてすべてのアイデアをすべての部署で共有することによって より精度の高い完成品が生まれています。

金型製作から生まれたユーサン精密の特色のひとつです。

メカトロニクス

UMCグループの生産ラインを設計・製作

メカトロニクス技術部

UMCグループ生産ラインの改善と自動化をサポート

メカトロニクス技術部では、おもにウチヤマグループ各工場で使用される生産設備及び生産ラインの 設計・部品調達・製作・搬入(メンテナンス、保守、改善改良)を担当しております。

生産設備の設計を行うにあたっては、製造・組立するラインの省人化や、不良品削減など の「改善」を常に意識しながら生産コストの削減をすすめ、 その効果によっては製品の価格にも影響を与えることも可能です。

金型を製作する会社だからこそ、さまざまな仕様の金型に対応するノウハウを多数保有しており、 量産段階において、他社にはない独自の技術力を持っている特徴ある部署です。

グループ全体を把握する幅広い知識や技術力、創造的なアイデアが必要

メカトロニクス技術部は2010年に発足しました。総勢10数名が在籍しております。
内山工業およびグループ企業の生産拠点が抱える生産上の数々の問題を解決していくため、日常から 内山工業株式会社の生産技術部と連携して業務にあたっております。

生産ラインの設計では、グループ各社でさまざまな種類の生産設備、また各工場の特殊なライン設備環境に合わせて設計・製作を行う必要があり、 そのためグループ全体を把握する幅広い知識や技術力、創造的なアイデア力を常に要求されるハードな部署となりますが、 その新しい発想によって工場全体のコストや生産数など具体的な数字がダイレクトに「改善」として体現できるやりがいのある職場です。

今後は制御プログラム関連・設備機器部品加工も内製化してすべての生産設備事業を自社で行い、 生産作業の内容なども含めメカトロニクスの面からさまざまな改善を行っていきたいと考えております。

先行試作

グループ内に先駆けたものづくりを開発・提案

先行試作部

社内の新規事業を積極的に開拓

先行試作部は、主に社内の新規事業や新規設備を開拓するための部署として2013年に発足しました。 国内・海外の展示会への参加やメーカーとの情報交換、 グループ内に先駆けた「ものづくり」の新規開発などを主な業務として、 製品設計、金型・設備などの新規提案を積極的に行っています。
最近では培ってきた情報ネットワークを生かし、新たな製品の立ち上げプロジェクトをスタートしました。

最新技術・情報のアンテナを張りながら、 世界の最新技術や有益な情報をいち早く察知して、グループ内に還元するアイデアが必要となります。

最新機器の導入テストなど

先行試作部では最新機器の導入提案からテスト・現場への導入フォローも行っています。
現在、ドイツ製の最新・最上位のレーザー加工機、X線CT三次元測定器をはじめとする 非破壊検査機器の導入テストと、新技術を展開する際の現場支援として 接触・非接触・X線CT機器での製品の構造解析(3次元測定)分野を取り扱っています。

高度な設備となり、その習得には高いスキルが必要となりますので、 まずは私たち先行試作部において技術性能テストを行うことは特に重要なミッションとなります。 その上で、実際の生産に寄与する方向性を見極め、各工場、各部署へ展開する工程までサポートしています。

新しい制度を構築するのも先行試作部の仕事です。

2014年には先行試作部の新たなプロジェクトとして新入社員向けの新しい教育カリキュラムがスタートしました。 「ものづくりはひとづくりから」を基本理念に、 全くの異業種から入社された未経験の方も3ヶ月から1年のカリキュラムで弊社の作業工程をマスター可能となる 大変充実したカリキュラムとなっています。

新卒者には、仕事に取り組む姿勢や心構えを学んでいただき、 さらに金型製作の基礎となる旋盤やフライスという工作機械を実体験し、 金型用語から材料、刃物などの知識を習得していただきます。 また親身の立場で心配事の解決フォローを行っており、実際の現場社員が教育を担当することで 現場での社員間コミュニケーションも以前より非常に潤滑になるなど間接的なプラス効果もあらわれています。

金型設計

金型のCAD設計・作図・3Dデータの製作

金型設計

金型設計はすべての製品づくりの原点

「ゼロから設計する製品の基礎」それが金型設計です。金型はひとつとして同じ形はありません。 その設計の良し悪しで、後の製品の精度や量産のしやすさ、コストカットなどさまざまに影響をあたえる重要な製品でもあり、 ものづくりの醍醐味といえます。

現在、設計課では「改善・ムダの排除」に力を入れております。「改善」は設計課とはあまり関係のないように思われますが、 たとえば100gの材料を使用して、最終製品としてどれだけ100gを使い切るようにするかは設計次第で大きく左右されます。 ムダを省くことを突き詰めていきくことも設計課の重要な課題となります。

エンジン部品であるガスケットは非常に重要な部品

私たちが設計しているガスケット金型から製造されるガスケット部品は自動車のエンジン部分において 気密性、液密性を持たせるために用いる固定用シール材となります。
人の命を乗せて走る自動車において、エンジン部品であるガスケットは非常に重要な部品となります。 製品の品質・性能向上を追究するだけでなく、事故やトラブルになり得る要素を市場に出る前に発見しなければなりません。 UMCグループのガスケット製品は国内外を問わず多数のメーカーに採用されているため、 安全面における責任の重大さは常に意識して業務に取り組んでいます。

海外工場設計部との連携・グローバル化

金型設計は金型を製作する上であらゆる技術と経験が必要とされる重要な工程となり、金型試作を含め現場からのフィードバックに何度も応えることによって精度の高い設計が可能となります。

ウチヤマグループでは以前からポルトガル・中国・ベトナムと製造工場が海外へ展開しており、国内工場のみならず海外工場とのコミュニケーションも大変重要となっております。 近年、ベトナム工場に新たに設計課が組織されました。当設計課にもベトナム人スタッフが在籍しており、海外との連携を緊密におこなっております。 今後の海外展開も視野に、さらなるグローバル化を進めております。